第5回

リフティングが巧いヤツが、サッカーがうまいとは限らないけど、
サッカーがうまいヤツはリフティングもうまいのだ!!

「コーチ! 僕、リフティング322回つけるよ!!」自慢げに話してくれる!
「じゃあ、やってみ! コーチに魅せておくれよ!」っていうと得意げに始めてくれる・・・。
 
おもむろに、“手でもって”、“もも”で、1,2,3,4,5・・・・・・。
『手でもって、ももで↓↓↓』
この時点で、ガッカリ。。。回数を言ってること自体ナンセンスなのに、案の定『手から』はじめて『ももで』回数を重ねていく・・・。
ゲーム中、手で、拾い上げることもないし、(スローインの時!?)ももで連続でタッチすることもない・・・。
実際の試合中で起きる要素が全くない。かけ離れてる・・・。
 
足の甲で左右につく子のなかには、水平なボールタッチを保つためなのか、膝も足の甲も真っ直ぐに伸ばし切ってカッチン・コッチンリフティングになっちゃてるしね。
力入り過ぎ!! 疲れないのかな~!?
 
こんな子もいるでしょ?
つま先でちょんちょんリフティングする子。。。一見うまそうに見えるけどね・・・。
 
『落とさないように 回数をつく』ってなると、どうやら『もも・もも』か『カッチン・コッチン』か『つま先ちょんちょん』の3パターンになるのが多いようですね。
 
『落としちゃいけない たくさんつけりゃいい』的な考え。
 
そっか~、やっぱり回数なんだ~。
 

そんな子ども達に、ちょっとやらせてみた!!
 
2人1組でボール1個。『ペアにさせて、片方の一人が10回ついたら、パス。パスを受けた子は9回ついて、パス! 戻って来たボールを今度は8回。 またまた、渡して7回・・・・。』
という要領で、2人でリフティングしながら回数をカウントダウンしていく。
『0までいったら、カウントアップして、10回までもどる。』
こんなルールで、やらせてみると、なぜか、とたんに10回が出来なくなる。。。
たった、10回がですよ!
 
何故か?! 回数に終始することで、エラーが起きた時に対処できないリフティングなってしまっているのである。
 
だから、ゲームで起こるであろうスキルありきのボールコントロールには全くリンクしないのです!
つまり、『リフティングのためのリフティング』にしかなってないってことなんです。
これは、子ども達に、回数だけを求め、それができなければ、『試合に出れない』とか、『選抜に受からない』などという様な事をやってきてしまったから起きた副作用かもしれません。
ですから、何百回も出来る子はまだいいけれど、回数のことなんてどうでもいいのに、コーチが回数を求めるから、出来ない子は、それだけで、「僕出来ないもん。。。」って自信なくしちゃうし、『ヘタクソ』ってレッテルだって貼られてしまうようになっていることも出来ない子には、やる気をなくしてしまう原因になってるんですね。
ホントはそんなこと気にすることないのにね!
でも、これで、試合出場順位や選抜云々などの優先順位が決まってるのなら、事は思いのほか深刻かもしれないですよ。
 
本来、リフティングとは、ボールコントロールとボールフィーリングを高める為に、アップなどで行う程度のものである。
最近では、フリースタイルなんて言ってトリッキーなコントロールも人気ですよね。
(まぁ これに喰いつく子もある程度出来る子ばっかりで、『リフティング苦手病や恐怖症』の子は「やってみ?」なんて言われたら困るので、ボールを小脇に抱えて遠巻きで見てるけど・・・)
ちょっとサッカーからかけ離れてしまうトリックもあるけれど、ボール扱いが器用になるということは、それ自体サッカーをプレーするなかで、有効であることに間違いないし、出来れば益々楽しくなるのがリフティング(出来ないとすぐ飽きちゃうしつまらないんですが・・・)ですからね。ぜひとも達者にはなってもらいたいです!!
 
でも、『回数を稼ぐために、ももだけだったり、ちょんちょんだったり・・・』ってのは、全然違うんです!
結局、ちょんちょんだけしか出来ない子は、この先、5号級になった時、明らかにボールが飛ばなくなりますからね。百害あって一利なしです!(キッパリ、バッサリ、言いきらせていただきます!!)
『普通にタッチできて、ちょんちょんも・・・』っていうのなら、良いかも知れませんが、それしか出来ないのはこれからのボール扱いに、難が生じてしまいますよ。
マラドーナのインステップリフティング見てくださいよ!!(ユーチューブで観れます!)
 
そもそも、普通のリフティングなんてやってりゃ誰でも出来るようになるもんです!!
運動能力やセンスの問題ではなく要は反復なんですね。だったら、楽しみを前面に押し出してあげれば反復も苦にならないはず。
 
そ・こ・で・・・
コーチの皆さん!リフティングを物差し代わりにしないでくださいね。いろんな部分で、楽しくタッチして、コントロール&フィーリングを高め、ボールとじゃれる楽しい時間にしていきましょう!!
もちろん、その時はコーチも一緒に楽しみましょうね。。。
じゃれることで、とって付けた様なタッチではなく、力まず、やわらか~く自然なボール扱いができるようになってきます。
そうすれば、そこそこのトリックも、あっ という間に習得してしまうはずです!!
 
なんてたって彼等は、『ゴールデンエイジ』なのですから・・・。

 
 
 
 

 

第6回につづく….
◀◀第4回

 

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