第13回 教えてウメッティ!
子どものサッカーで悩んだ時に開く100の扉」


 

教えて、ウメッティ!

 

父の思い

今日は「僕の小学生時代」をテーマに話そうかと。 ウメの小学生時代を振り返る事で
すべてのサッカー少年にとって大切な事。そして中学に向けて何が必要かを考えられたら良いなと。

 
まず・・・。

 
 

ウメがサッカーを始めたきっかけは?(親父)

 
 

小1の時、2つ上の兄が少年団に入ったことがきっかけでした。
といっても同時に入部したわけではなくて、父が兄やその友人たちを送迎する際に何となくついて行っていただけでした。
最初は兄が試合をしている横で父と二人で退屈しのぎにボールを蹴っている・・・。
みたいな感じでしたね。(ウメ)

 
 

すぐに入部したわけではなかったんだね。(親父)
 

そうですね。 ある日、なぜか忘れましたけど人が足りなくなってコーチが
「試合出てみない?」と、声をかけてくれました。 訳も分からずユニフォームを渡されて、
ただ夢中で走った。
その時、まわりの保護者の声援が聞こえて楽しかったことは覚えています。
でもその時も入団なんて考えてもいませんでした。
試合後コーチに
「明日の練習は○○時だからね」と言われ、
「えっ!?」と思いながらも
いつの間にか入部していた・・・という感じです。(ウメ)

 
 

その後、プロになる少年は、
やはり最初から高い意識を持って取り組んでいた?
(親父)

 
 

Jリーグもないしプロ選手なんて聞いたこともない時代。
はじめのころは何も考えていませんでした。
兄をはじめ近所の近い友達のほとんどがサッカーをやっていたので、
意識とか目標なんて特になく、
せいぜい県大会に出ることだったかな。(ウメ)

 
 

やっぱり上手かったのかな。(親父)

 
 

サッカー人生を通して自分をうまいなんて思ったことない。
むしろどちらかというといつも劣等感を感じていました。
ガキ大将的な性格だったのでその思いは感じ取られないようにしながら(笑)
それでいて負けずぎらいで
自分中心の子ではありましたけど・・・。(ウメ)

 
 

両親からサッカーの指導を受けたり、
何か言われたりはしていた?
(親父)

 
 

父は野球派だったのでよく
「野球やってくれればなあ」と言ってました(笑)
それでなのかどうかはわかりませんが
サッカーに関して何か言われた記憶はありません。
さらにはその後の進路についても。
 
ただ、記憶にあるのは小学6年の時だったかな。
口の悪かった僕が、
ミスをしがちなチームメイトに試合中 「もうあいつにパスしなくていいよ!」 と言った時の試合後でした。
帰りの車の中で 「あの子は早生まれで体も小さいよね」 というような話をされて我に返りました。
「みんな個性があって良い」
「自分の感覚を人に押し付けてはいけない」
「みんなは自分ではない」と気付かされました、
もしあの時、感情的に怒られていたら、
「怒られた」という記憶しか残らなかったのではないかと思います。(ウメ)
 
 

良いお父さんだね。(親父)

 
 

僕の暴言は一緒に試合を見ていたその子のお父さんにも聞こえていた。
親の立場になっていま思い出しても、「同じくその場にいた僕の父親はどんな思いだっただろうか」 と心が張り裂けそうです。
 
本来ならピッチから引きずり出して鉄拳制裁があってもおかしくない時代です。
でも父は僕と二人きりになるのを待って冷静に説明してくれました。(ウメ)

 
 

ウメにとっては、そういうお父さんの存在が
いまの自分を形成する上で大きな影響を
知らず知らず受けていたのだろうね。 もちろんこれは、その後「だからプロ選手になれた」
みたいな話とは別だけど。
ただ、長くプロで活躍できた要因のひとつではあるだろうね。
(親父)

 
 

実は母にもつらい思いをさせたことがあって、僕がサッカーをしていることでつらい思いをさせてしまった分、逆にサッカーで有名になったら、もしプロになったら、少しは報われた気分になってもらえるかなとか、喜んでもらえるかなという高学年のころに抱いた思いはプロになってもずっと持っていました。(ウメ)

 
 

プロの世界はすごく華やか。 しかもウメはややブームは去っていたとはいえ
Jリーグバブルの名残がまだある頃にプロになった。 いきなりJではなかったにせよ、
ちょっと勘違いしてしまいがちな時期にそうならず
ひたむきになれたのは
「人として大切な事」を子供の頃に学んでいたからだろうね。
(親父)

 
 

両親には、本当に感謝しています。1~10まで言われなかったことで、
10に満たない部分は自分で考えられるようになれたのかもしれない。
進路についても何も言わず自由に選択させてくれたことで、
責任というものを学ばせてくれたのかもしれないと。(ウメ)
 
(次回に続く・・・)

 
 

ブログ:ウメッティ日記

 

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