第20回 教えてウメッティ!
子どものサッカーで悩んだ時に開く100の扉」


 

チームを辞めてまもなく2ヶ月。
 
12月、
 
新しいチームが決まりました。
チームでサッカーが出来る喜び。
この1ヶ月半、子供にとって、そして親にとっても
自分を見つめるための良い時間になったように思います。
幼稚園の終わりに始めたサッカー。
ずっとずっと忙しく頑張ってきたね。
うまくならなければ!J下部に合格しなければ!勝たなくては……
そんなプレッシャーを受け続けながら。

 
これからは自分の足で走り、自分の頭で考えて、
もっともっとサッカーを楽しんでほしい。

 


 
 
教えて、ウメッティ!

 

親父新しいチームは全部で13人という小さなチーム。
正直、全国大会出場目指して……とは、リアルには考えにくい。でも「サッカーを楽しもう!」「一生懸命頑張ろう!」というシンプルなビジョンを持ったコーチが指導するチーム。練習も鬼ごっこがあったり、ミスをしても怒鳴られる事もない。何より本人に笑顔が戻ったことが何より嬉しい。前は練習中に笑顔を見せる余裕はなかったから。
(親父)

 
 

「しっぽとり」の鬼ごっこ、ですね。
ウォーミングアップとしてもアイスブレイク(緊張をほぐす)としても、とても有効な”練習”です。僕の感覚では「笑顔=サッカーに集中している状態」と捉えています。練習中に選手たちがおとなしいと「声を出せ!」という指導者もいますが、僕は集中できていないな、と考えてメニューを変えます。集中して楽しんで、「もっともっと」と思っていれば、どんどんボールを要求するはずですから、自然に声は出るはずですよね。サッカー本来の環境を見つけましたね!(ウメ)

 
 

前はチーム内で常に競争があって比較評価が主流だった。
いまにして思えば、そういう環境は少し気持ちの弱いというかおとなしい子だとどんどんマイナスな方向に行ってしまうよね。
元々、気持ちが強い子、怒られても気にしないような子だけしか生き残れない。
もちろんほんとうは自分の子もそうあって欲しかったけど現実そうではない。でもそういう子の方が本来は珍しいのだけどね。いまはその子にあった成長の仕方がある、と実感しています。
(親父)

 
 

プロ選手を目指すならなおさら「サッカーは楽しいものだ」と伝える必要がある。僕の考える「楽しい」については前にお話ししたと思います。
長く続ける間にはうまくいかない時もあれば困難な事にも遭遇する。その時に歯を食いしばって前進するには、「楽しい」という感覚が不可欠です。(ウメ)

 
 

じつは今度、6年生の練習試合に呼ばれたんだけど本当に嬉しそうだった。
あまり喜びは表に出さないタイプだけどなんとなくわかる。ここ数日チャンピオンズリーグのDVDを自分で観たりしている。大好きなドラゴンボールではなくて(笑)。そんな所からもジュニアの成長を感じた。
(親父)

 
 

サッカーを心から楽しんでいたころのサッカー少年に戻った!
ストレスからの解放と必要とされる自己肯定感の復活で!計算通り(笑)(ウメ)

 
 

一方で、前チームの友達からも手紙が届いたり、遊びの誘いがあったりする。挨拶もなしに辞めてしまったのに……。本人はそれも嬉しいみたい。(親父)

 
 

素晴らしい仲間に恵まれましたね!よく指導している人に対して、「厳しいコーチ」とか「優しいコーチ」とかタイプを分類する声を耳にしますが、ボクはどれでもいいと思っているんですよね。
ようは子どもたちの持っているものを引き出す手伝いをすることだと。
厳しく接することでその子の力が引き出せるならそれも手段でしょうし、寄り添ってあげることで力が引き出せるならそうするべきでしょう。結果的にですが、前のチームメイトたちは「仲間を大切しよう!」という気持ちを学んでいるのですね!ストレスの中で歯を食いしばっているだけが、成長するための唯一の手段ではないことがわかりますね。(ウメ)

 
 

だと思う。と同時に、そんなすばらしい仲間がいたのにもう一緒にサッカーができないのかと思うと残念だったりもする。
ただ今回の一件でジュニアは間違いなく成長できたはず。
これから先、サッカーがうまくなるかどうかはわからない。でもそんな事、たいした問題ではないと親としても思えるようになった。
(親父)

 
 

大丈夫です!
サッカーは世界と繋がっているんですよ!
それを考えたらこの狭い日本でこの先も一緒にプレーできない理由がありますか?(笑)。楽しみが増えたじゃないですか?
成長した姿でまた会おうって!(ウメ)

 
 

そうだね。(親父)

 
 

でも、これまでも今回の件でも一番成長しているのはお父さんのようですね。一番身近で一番素晴らしい指導者はお父さんでは?そのお父さんが子どもにとっての成長の本質を理解しておおらかに寄り添ってあげられるいまは、とてもいい状態ですね。(ウメ)

 
 

最近は本当、練習も頑張っている。2ヶ月近くサッカーの練習から遠ざかっていたので体力は落ちている。でもダッシュ走もほんと一生懸命に走っている。
息を切らしながら、ヘトヘトになりながらも頑張っているのが伝わってくる。
練習後に「きつくない?」と聞いても「きついけど大丈夫!楽しいから」って。
前のように悲壮感がなくなった(笑)。
(親父)

 
 

本当に本来の姿に戻りましたね!
体力的にきつくても「またやる!」って言えるのは楽しいから。その前向きな気持ちは楽しいが原動力。そうやって明日の自分を作っていくと思うんですよね。
鞭を打たれて他人の意志によってやらされている間は、その場限りの幻影がみえるだけです。なんかコーナー終わりそう(笑)(ウメ)

 
 

いやいや、まだはじまっちゃいませんよ(笑)
だいぶスタート出遅れたけど、これからサッカーという競技の本質に触れることができるのですからね。
(親父)

 
 

竹の話を思い出してください。
しなやかに力強く天を目指して、あっという間に大きくなると思われている竹の成長は、何年もかけてしっかりとした根っこを地中に張り巡らせていてこそのものであるということ(ウメ)

 
 

とはいえ自分で奪いに行かないとか、技術的には何も変わってないけどね(笑)。だからついつい口出ししそうになる。
でも楽しそうにしている姿みてると自分も楽しくなるので良しとしますよ。
(親父)

 
 

おっしゃるとおり!技術なんて二の次ですよ。
勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい、やりたい、やりたい、やりたい!
この方がよっぽど大事。
僕を観ればわかるでしょ(笑)。
技術は一番の必須ではないと、はっきりと言えます。

(ウメ)

 
 
 
 

 
 

つづく….

 
 

ブログ:ウメッティ日記

 

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